事業・財産継承で考える5つの視点の内、M&Aにより一つは終わりました。
残り4つの対策をこれから考えることが大切です。
1
納税に向けた準備とは
POINT
株式譲渡にかかる所得税・住民税の支払いが考慮されているか
- 想定される税額を把握しており、他の財産との分別管理がなされているか
- 税金の支払いがある前提でお金の使い道や、財産のプランが検討されているか
- 寄付やふるさと納税といった、所得や税額から控除できる仕組みを考慮したか
2
今後の資金計画とは
POINT
以下の2つのポイントが実現できる財産の運用とプランが立案され、実行されているか
- 経済的に安心して生活ができること
運用目的に合致した運用、生活資金が確保される運用、分散投資がなされていること
- 相続発生後、残されたご家族が経済的に安心して生活ができること
3
円滑な財産承継とは
POINT
ご家族間で争うことなく、合意された財産の承継が行われるか
- 財産承継について目的が明確であり、方針が決定していること
- それについてご家族の理解があること(遺留分にも配慮が必要)
- 想定相続税額を知り、確実に納税ができる準備がなされていること
- 相続対策の必要性が検討されていること
4
まさかの備え
POINT
あらゆる「まさか」に対して多角的な視点からの「備え」が整い安心できているか
- まさかの時でも財産承継において争いにならないようにしておかれること
- まさかの時でもその後のご家族が安心して暮らせる環境を整えていること
- まさかの経済危機、貨幣価値の暴落等に対応出来る資産構成となっていること
「まさか」の例
- 経済危機、ハイパーインフレ等
- ご病気、認知症、急死等
- 天災、自然災害等(地震、津波、洪水等)、感染症流行