
会社の後継者が決まっていても株式の承継にかかる資金を準備できていなければ、スムーズな承継はできません。時には予測もしていないようなタイミングで相続が発生してしまい、後継者が株式を承継する上で高額な相続税に悩まされるというケースも起こり得ます。
そのため買取資金・納税資金を予め準備しておくことは極めて重要です。
専門家に相談し、前もって検討しましょう。
買取資金・納税資金対策には例えば次のような方法があります。(下記は一例です。)
被保険者をオーナー、受取人を会社として死亡退職金の原資にする
「死亡退職金」を後継者に支給し、それを相続税の納税資金に充てる
※ 持株会社を設立して、事業会社で得た収益を効率的に持株会社に貯めていく。なお、昔銀行が提案していた「融資付きスキーム」(後継者が持株会社を設立し、事業会社の株式購入資金を銀行から借り入れ、事業会社の株式を持株会社に譲渡、持株会社は事業会社からの配当を受け取り、銀行に借入金を返済)については、銀行自身が貸付先のストラクチャー設計者となると利益相反行為にあたる可能性や租税回避行為を助長したと批判されるリスクがあったため、現在は金融庁の監督指針に基づく厳格なガバナンスや、銀行内部のコンプライアンス基準による制限のもと、スキーム設計者と融資者は別々になっている。