ウォーキングで予防できる病気

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ウォーキングはお金をかけずに、誰でも気軽に行える運動です。
これまで「健康のためには1日1万歩を目安に歩いた方がいい」という言葉を耳にした方は多いのではないでしょうか。しかし、ウォーキングを習慣化しないとどうなってしまうのでしょうか。

1.老化は脚から始まる

元々、出掛けるのが好きだったり、ゴルフなどスポーツが趣味の方ならば1日1万歩を達成するのは苦ではないかと思います。しかし、会社を譲渡したら通勤の機会もなくなり、外出の機会がめっきり減った、スポーツの趣味も特にない、なんて方も中にはいるのではないでしょうか。

そんな方は要注意です。そのまま歳を重ねると筋力が低下し、歩行能力から低下していきます。筋力は、20~30歳をピークに、40歳頃からゆるやかに減少し、60歳以降、急激に低下します。

2.75歳以上は青信号の間に渡り切れない

歩行者用信号の青時間は、横断歩道の長さによって異なりますが、一般的には1mを1秒で歩ける人に合わせているといいます。しかし、75歳以上の高齢者の平均歩行速度(0.84m/秒)では、青信号のうちに渡り切れないと言われています。交通事故のリスクも増加しますが、それが自信喪失に繋がり、外出を妨げます。だからといって、家にずっといて運動しなければ様々な病気に繋がっていきます。

3.様々な病気に罹る恐れがある

家にずっといて運動しなければ生活習慣病や認知症など様々な病気に繋がっていきます。
しかし、ウォーキングをすることで筋力の低下を防ぎ、健康寿命を延ばすことが可能です。ポイントは、かろうじて会話ができるくらいの「早歩き」です。最近の研究ではゆっくり歩く人より、早歩きする人の方が死亡リスクは低く、健康寿命は長くなるのだそうです。ウォーキングする際、早歩きを意識することで下記の通り、様々な病気を予防できるそうです。

出典:青栁 幸利ら「中之条研究」(2000年~)を一部修正

おわりに

いかがでしたでしょうか。平均寿命と健康寿命には上記の図の通り、約10年も差があります。
天寿を全うするまで、なるべく健康でいられるよう、是非ウォーキングから始めてみませんか?
厚生労働省では、上記の通り日常生活における歩数の目標を掲げています。皆さんも是非、意識してみてください。

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【参考】
内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」
(URL:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/04pdf_index.html
厚生労働省「健康日本21(第二次)最終評価報告書」
(URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
青栁 幸利ら「中之条研究」(2000年~)
警視庁Webサイト(URL:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/iken_yobo/shingo_faq/crosswalk_extention.html